高2、中2、小5の3人の子どもを育てるママで、ラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。
読者（35歳、女性）からのメッセージ
小2の息子が学校の給食をあまり食べず、時々、心配した担任の先生が連絡をくれます。ひどい時は、1口、2口しか口を付けないようです。
息子は多少の好き嫌いはあるものの、自宅や家族で外食に行った時などは年相応に食べますし、食物アレルギーなどもありません。
息子に「何で給食を食べないの？」と聞いても、「お腹が空いていないから」とか、「おいしくないもん」と言って、ハッキリした理由は出てきません。だから、先生には「家では普通に食べているんですが……」としか言うことが出来ず、解決策が見つかりません。
どうすれば給食を食べるようになるでしょうか？
堀江さんのメッセージ
子どもがご飯を食べない理由って、いろいろあるように思います。息子さんが言うように、お腹が空いていなかったり、好みが合わなかったり。あとは、体調が悪い、環境が落ち着かない、給食に対して嫌な思い出がある……。さまざまな理由が考えられますが、一体息子さんがどういう理由で食べないのかが気になりますね。
ただ、極論を言ってしまうと、家でしっかりご飯を食べているなら、給食を食べなくてもそれほど心配はいらないと思います。むしろ、親や先生が「何で食べないの？」「ちゃんと食べなさい」なんて責めるような言い方をすると、給食に対して、ますます苦手意識が生まれてしまいます。
食べないことを責めるのではなく、食べられない理由を見付けてあげられるといいですね。一緒に献立表を見ながら、「今日は何がおいしかった？」とか「明日はアイスが出るんだって！」と、給食が楽しくなるように明るく声を掛けてあげてください。
そういった会話を続けるうち、食べない理由が少しずつ分かってくるかもしれません。もし、給食の時間にお腹が空いていないなら、朝食の量を少し減らしてみるとか、理由が分かれば、解決策を考えることが出来ます。
そして、給食を食べないなら、家に帰って来た後、しっかりおやつを食べさせてあげてください。おやつと言っても、ポテトチップスやグミなどのお菓子ではなく、例えばおにぎりやバナナなど、「補食」としてのおやつです。そうすれば、栄養やエネルギー面で、それほど心配はいらないはずです。
給食を食べないのは、悪いことでも、怒られることでもありません。まだ小2ですから、成長の過程で、これからいくらでも変わっていきます。だから今は、「無理に食べなくても大丈夫だよ」と声を掛け、息子さんを安心させてあげてくださいね。
ラジオDJ 堀江美穂（ほりえ・みほ） 愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FＭのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel＆M」（愛知北エフエム放送）、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」（FM AICHI）に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラーなどの資格も所有。Official Instagram
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